OIC 先輩達の内定報告

ITスペシャリスト専攻
兵庫県立須磨友が丘高等学校 出身
平井 優子さん
情報処理IT系について

システムエンジニア

アルカディア・システムズ株式会社

会社概要

ネットワーク構築・運用、業務系アプリケーション、ミドルウェアの開発など、幅広い領域で事業を展開。医療系システムに強く、自社製品の医療機器管理システム「CEIA:セイア」は、業界トップクラスシェアを誇る。本社は大阪市。
https://arc-mec.com

内定先についてお聞かせください。

医療や介護分野のシステム開発・導入・運用をメインに手がける会社で、どうしてもやりたかった仕事です。動機は身内の病気で、お医者さんや介護ヘルパーさんの働きを間近で見て、この仕事をする人たちの支えになりたいと思ったからです。実は、私自身が医療系に転身することも頭をよぎったほど。それでも今、自分が学んでいるITで医療に貢献できる道があることを知り、先生に医療系の開発を主体とする会社に入りたい意向を伝えました。数あるクライアントの一部が医療系という会社では携われない可能性がありますので、医療系をメインにする会社にこだわりました。そういう企業は数少ないのですが、先生が内定先の求人情報を探して、提供してくださいました。

就活はいかがでしたか。

面接やディスカッションがありました。面接対策で一番大きかったのが、キャリアブートキャンプ(就職対策の合宿)です。面接練習で指摘されたのは、長所や短所など自分で認識していることはすんなり答えられても、会社研究など調べないといけない部分に弱さがあること。私の場合、医療系のシステムを扱う企業という目標が明確だったので、キャンプがそれに沿った準備を行うきっかけになりました。幸いにもキャンプに来られていた面接官役の方が、医療系システムの開発経験者で、医療業界のIT化や電子カルテについて勉強するようにアドバイスしてもらいました。それからは電子カルテに関する本を読むなどして、面接に備えました。その甲斐あって面接本番では、この業界に入って何をしてみたいのか、という問いには詳しく答えることができました。入社後は、医師や看護師が業務効率を上げられるようなシステムをつくりたいと思っています。

OICで印象に残っている点は何ですか。

「システム開発演習」では2年次にリーダー、3年次に副リーダーを担う経験もさせてもらいました。ここでは知識や技術以外にも多くのことを学びました。とくに難しかったのが、反対意見もあるなかで一人ひとりの意見に耳を傾けて作業を進めていくことでした。この経験を通し、リーダーシップということだけではなく、社会に出てチームの一員になったとき、どう振る舞えば全体がうまくいくのかを理解できました。OICに入って「自分の殻を破れた」と感じたことがありました。高校までの私は、人前で話すなんて、とんでもないこと。震えがきたくらい苦手でした。それでも演習のプレゼンやオープンキャンパススタッフになったとき、勇気を出して話すように努めると、まるで平気に。今では楽しいと思えるくらいです。システムエンジニアにはコミュニケーション力が欠かせません。社会に出る前に必要な成長ができて、よかったと感じています。

受験生の皆さんへのメッセージ

クラスには同じ分野が好きな学生が集まるので、皆すぐに友達になります。卒業後も同じ業界の仲間となりますので、その意味でOICは生涯の友が見つかる学校だと思います。先生と学生の仲がいいのもOICの学風。何でも質問できるし、授業外の相談でも聞いてくださいます。私がどうしても行きたいと思っていた業種の企業を探してくれたのも先生です。このように、他の学生、先生ともとてもいい関係で過ごしていけるのがOICです。

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