11月12日(土)、ハリウッド映画の制作に関わる日本人VFXアーティストによる映像業界セミナーが開催されました。講師はアメリカLA在住でハ リウッド大手エフェクトハウスに所属する鍋潤太郎氏。鍋氏はこれまで数々の有名ハリウッド映画の制作に参加しており、実際に関わった映像を上映しながらお 話しされました。

 セミナーでは、実際にはあり得ないような迫力ある映像をCG技術を駆使しながら、どれだけリアルに再現することができるのか。VFXのエピソードや、最新特撮情報などが、次々に紹介されました。

意外だったのは、技術的には「地味」で気の遠くなるような細かい作業の連続だったこと。例えば、カーアクションで車が衝突した時にドライバーを守る泡のエ アバッグは実は、「ママレモン」の洗剤を利用して作ったり、他の映画ではウサギの毛を1本1本作っていたり…。そんな地味な作業の積み重ねで、すばらしい 映像が生まれているのだと驚かされました。

その他にも映像クリエイターとして活躍するために必要な技術や、映像制作に必要なツールやソフトの紹介なども分かりやすくお話いただき、あっと言う間の90分でした。


 講演いただいた鍋氏に改めてお礼申し上げます。参加された高校生のみなさん、OICの在校生も、ハリウッドの制作技術を目にできる貴重な機会を得て、今後の刺激になったことでしょう。

 

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