OIC 先輩達の内定報告

CG映像コース
和歌山県立和歌山北高等学校 出身
野村 悠十さん
CG・映像・アニメーション系について

エディター

株式会社ダダビ

会社概要

CM、ミュージックビデオなどの編集・企画・演出から、楽曲制作、広告・ロゴデザインまで幅広く手掛けるクリエイター集団。一人ひとりが従来の枠にとらわれない挑戦を続けていくことを標榜している。本社は東京都。
http://dadab.net

内定先についてお聞かせください。

映画、CM、ミュージックビデオなど、多彩な作品を手掛ける映像制作会社です。内定先のテイストが好きで、自分のつくりたい作風と一致している点に興味を持ちました。職種はエディターです。自分から動けばチャンスをもらえそうな社風ですから、エディターとしてできるすべての仕事にチャレンジしていきます。OICに入学して2年間で実写、エフェクト、モーショングラフィックスを学んできました。そのなかで本当にやりたいと思ったのはモーションです。内定先はモーションのクオリティーも高い会社。経験を積んで、いずれはモーションを自分の得意分野にしていきたいと考えています。

就活はいかがでしたか。

まずは就活サイト経由で説明会に参加しました。その後ポートフォリオ審査、面接、1週間にわたる課題制作などと進んでいきました。ポートフォリオには15秒のオリジナルCM、ミュージックビデオなど、授業の課題作品、自主制作、アート映像部での作品を盛り込みました。割合としては自主制作のものが多めだったと思います。先生にポートフォリオについて相談したところ、自分の好きな映像やネット映えする映像と、就活に有効な映像をわけて考えるようにアドバイスされました。つまり、自分が好きな映像だとどうしてもかっこよさに走ってしまいます。そうではなく就活用の作品はあくまで内容だと。伝えたいことが明確な作品をピックアップすることを教わり、そのことを意識してポートフォリオを整えました。面接では少し緊張してしまいましたけど、OICでの頑張りに限定せず、生徒会長を務めた高校時代のことも含めて、これまでの努力をアピールしました。

OICで印象に残っている点は何ですか。

個別具体の授業ではないのですが、OICの2年間でかなり成長できたと思っています。アート映像部に参加したことはとても勉強になりました。部活の仕事の一つに卒業式のオープニング映像があり、ほぼ僕一人でつくりました。頑張ってつくったのですが細かいミスが多く、結果先輩から技術面を指導していただく機会となりました。僕は個人のパソコンを持っておらず、自主学習の際には閉館時間までOICに残っていました。そこでは先輩に教えてもらうこともあり、実に恵まれた時間でした。就活を経験して感じるのが、就活そのものが成長の場であるということ。自分と社会のズレを確認できるからです。ある企業のインターンシップに参加したとき、実はかなり厳しいことを言われたんです。そこで、僕はこういう点がダメなんだと気づけたし、自分の作品や行動を見直すきっかけになりました。

受験生の皆さんへのメッセージ

映像が好きでない状態では学べません。好きになったうえで、全力で勉強してください。僕は経済的な事情もあって2年制コースに入りましたが、本当はモーショングラフィックスをもっと学んでから社会に出たかった気持ちもあります。学びたいことがあるならば、長い年限の専攻を検討するのがいいでしょう。

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