OIC 先輩達の内定報告

ゲームデザイナー専攻
大阪府 常翔学園高等学校 出身
田上 諒さん
ゲーム系について

アーティスト

メディア・ビジョン株式会社

会社概要

販売総数300万本を超える大ヒット作「ワイルドアームズ」シリーズをはじめ、「CHAOS RINGS」シリーズ、「シャイニング・レゾナンス」などで知られる、RPGに特化していたゲーム開発会社。本社は東京都。
https://ssl.media-vision.co.jp

内定先についてお聞かせください。

大手商社系のゲーム開発会社です。内定先ではアーティストは、おもにキャラクターデザインを行う職種で、一番やりたかった仕事で内定をいただくことができました。就活を通じてわかったことですが、内定先の開発における考え方がとても興味深いのです。企画があり、それに沿って指示が降りてくるのではなく、世界観だけを示されて、そこから各クリエイターがイメージをふくらませてゲームを組んで行くというスタイル。そのお話をうかがい、ますます入りたい会社だと感じました。ゲーム業界は世界が相手。どんな国の人でも楽しませるゲーム、しかも何度でも遊びたいと思わせる作品をつくりたいと思います。

選考のようすを教えてください。

ポートフォリオに盛り込んだ作品は、デッサン、コンセプトアート、ファンタジー系のキャラクターなど。基礎ができていることと、画力、トーンの幅広さを見せるのが狙いでした。キャラクターは自分の気に入ったものを24体も入れました。あまり数を増やすとかえって印象を悪くすることがあり、絞るかどうか迷いましたが、全体像や世界観を見せたかったので一つのまとまりとしてポートフォリオに加えました。面接ではポートフォリオに対する質問に答えたり、自己PRをしたりなど全体的にスムーズでした。明るい態度と聞かれたことに答えるだけではなく、自分から発信するように心掛けました。履歴書の作成では先生の指導を受けました。言葉の使い方や文章の流れなどをチェックしていただき、そのおかげでアピールポイントが整理できました。

印象に残っている授業は何ですか。

OICでとくに良かったと思うことは、ゲームプランナー専攻と一緒に学べた点です。アーティスト側として、プランナーが立てた企画をどう形にしていくか。依頼された内容を確実に表現することに加えて、それ以上のクオリティーを実現する意識が根付いた環境でした。ジャンルが違うからこそ勉強になることも多く、作品と企画書を見せ合ってお互いの視点を学んでいました。あとは絵を描きまくったことですね。自宅でも自主的に描いていました。キャラクターデザインという仕事は入学段階で決めていたわけではなく、描いていくなかで見いだした目標です。大きかったのは先生の指導。現場を知り抜いた先生から、プロ目線で僕の弱い部分を教えてくれました。印象に残っているのが作品を添削してもらったときのフィードバックで「画力よりもコンセプトが重要」と言われたことです。プロはコンセプト設定の甘い絵はすぐに見抜きます。技術よりも内容のある絵を描くことの大切さを痛感しました。

受験生の皆さんへのメッセージ

ゲーム業界に入るためには、仲間を見つけて学ぶことが大切です。演習でも一緒に勉強しますが、普段から仲間とともにブラッシュアップに努めたり、競い合ったりする学生生活を過ごしてほしいですね。OICは同じ志を持つクラスメイトと出会える学校だし、僕自身もその環境で仲間と高め合えたから今があります。

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