エムルーカンパニー株式会社
つまみ細工や縁起物、和雑貨、タオル、バッグ、ハンドタオル、アクセサリーなど、幅広い雑貨を製造・販売するメーカー。京都市内と大分県の由布院にある実店舗のほか、ECサイトや体験工房なども運営している。本社は大阪市。
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おもに和雑貨を製造・販売している会社で、私はポーチや布柄のデザイン、キャラクターデザインなどを担当します。もともと愛知県の出身で、小学生の頃に初めて京都に来たとき、内定先の店舗を訪れているんです。商品を見て「かわいい!」と感じたのをよく覚えています。かわいい系のデザインというやりたい仕事ができるのですが、一方で和雑貨のおもなターゲットは高い年齢層とされています。その思い込みを変えるデザインをして、若い世代や海外からの観光客にも気に入ってもらえる和雑貨を提供したいと考えています。
就活用のポートフォリオとして制作したのがキャラクターデザイン、パッケージデザイン、Webデザイン、インスタのバナーなど。パッケージデザインは面接でも好評で、商品特性が出ているとほめてもらいました。当初は授業の作品で就活に臨もうと思っていたのですが、キャリアブートキャンプ(就職スタートアップ行事)や企業から講評を受けるポートフォリオ交流会で、オリジナル性の乏しさを指摘されることに。ポートフォリオを甘くみていたわけです。でもまだ早い段階だったので挽回は可能。そこからは放課後も土日もポートフォリオ制作に取り組んで、ブラッシュアップに努めました。就活が本格化する前に気づきの機会を与えていただいたことに感謝しています。ポートフォリオの見せ方の部分は先生の指導を受けたほか、卒業生の作品を閲覧できるので、それを参考にして相手に伝わりやすいように整えていきました。
所属コースはWebデザインですが、グラフィックデザインの勉強が楽しく、進路もグラフィックを選びました。授業で取り組んだのはポスター、チラシ、本の表紙デザイン、パッケージ、ロゴ、ノベルティ系のグッズな、本当に幅広く制作しました。クラスメイトから刺激をもらえるのもOICの良さです。クラスの仲が本当に良くて、よくやっていたのが作品の相互批評。周りの作品レベルの高さに圧倒されたことが何回もあって、負けない気持ちで頑張りました。もちろん先生の力も大きく、質問にはいつも丁寧に対応してくださり、普段はやさしくても作品の批評は厳しめ。先生の講評を参考にブラッシュアップすることで力をつけていきました。
子供の頃はバレーボールで県大会に出場したほか、バトントワリングや合気道もやっていました。スポーツをしていて良かったと感じるのは、忍耐力が身についたこと。これは勉強に役立っています。なぜなら、先生に作品を提出しても1回で合格することはまずないからです。スポーツ経験者の皆さんには、培った粘り強さを勉強に活かしてみませんかと伝えたいですね。