IT(Information Technology × スポーツ)

PREMIUM STORY

報道に不可欠なIT環境を現地で構築し
ビッグイベントの取材をサポートする仕事

植木 海斗さん

甲子園大会の取材本部設営を
技術面からサポート

これまでに全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)・選抜高等学校野球大会(春の甲子園)と、東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で報道の技術支援に携わってきました。甲子園大会では取材本部の設営業務に就いています。甲子園球場の近くに確保した取材会場に、ネットワークやプリンタなどのIT環境を設置。記者の方が記事や画像を問題なく送稿できるようにセッティングして開会に備えます。つまり、通常のIT環境を現場へ持っていくためのサポート業務です。

甲子園大会は大阪支社ならではの仕事であり、全国的にも注目度が高い関西を代表するスポーツイベント。そのスタッフを務められるのは大きな喜びです。そして何より、新聞という形に残る仕事。入社後初めて甲子園大会を担当し、記事を目にしたときに実感したのは、自分たちの技術支援を通じてこの紙面が作成され、それが全国に配られているというやりがいです。ITによる技術支援は、報道に不可欠なのです。

箱根駅伝では、東京本社のサポートとしてスタッフに加わりました。中継所に待機し、記録員の方が読み上げたタイムを読売システックが開発した専用アプリに入力し、本社へ送信するという役割です。公式記録だけに、間違いが許されないという緊張感のある現場でした。

植木 海斗さん

選手たちの目の前で
仕事ができる楽しさ

OICから読売システックに入社した動機は、一つは縁の下の力持ち的な立ち位置に興味があったこと。もう一つは、デスクワークだけではなくフィールドワークができることでした。実際に現場へ出向いて、通常では立ち入れない記者席に入り、選手たちを間近に感じることができるのは、この仕事の楽しい部分。大きなスポーツイベント独特の雰囲気を体感しながら仕事ができています。

甲子園大会の仕事を何度か経験し、多くのことを学ばせていただきました。この経験を活かして今後、他の競技の技術支援にも携わってみたいと考えています。私自身はラグビー経験者。いつかラグビーの仕事も担当してみたいですね。

植木 海斗さん
IT in Sports Reporting Industry

甲子園取材本部

読売システックの中核を担う業務の一つとして大きなスポーツイベントの取材支援があります。その多くは東京本社で行いますが、高校野球取材本部は大阪支社で設営します。甲子園に隣接するホテルの大ホールを借り切り取材本部を作り上げます。

箱根駅伝小田原中継所

正月恒例の箱根駅伝では、各大学のタイムの送受が重大なミッションとなります。東京本社、各中継所にシステック社員を配し、自社開発アプリを用い送受・集計を行います。公式記録となるため間違いは許されません。

京セラドーム内通信設定・
導通確認

プロ野球日本シリーズが京セラドームで開催された際、球場内の各撮影箇所で写真送稿の確認を行いました。五輪会場や甲子園においてもシステック社員が事前に画像や記事の送稿確認を行い、ビッグイベントに備えます。

企業に聞いたOIC卒業生はここがすごい!

OICは、意図した通りの採用ができる学校

当社の仕事はユーザーである記者やカメラマンのほか、さまざまな部署との意思疎通が必要です。その点、OIC出身者はコミュニケーション能力に長けており、我々が意図した通りの採用ができています。学内説明会に参加していますが質問も多く、毎回OICの学生さんならではの熱意を感じています。

上浦 貴史さん
株式会社読売システック 
大阪支社システム本部 部長
上浦 貴史さん

国内最大の発行部数を持つ「読売新聞」グループのIT企業。紙面制作、ニュースサイト、業総務系システムの運用・監視・開発業務のほか、スポーツや政治イベントの取材本部設営など報道取材の支援、グループ各社のホームページ構築やシステム運用支援を行う。本社は東京都。大阪市、福岡市に支社。